食卓によく並ぶ玉ねぎ。和食、洋食どちらにも合うので、家庭の常
実は玉ねぎは、植物の根の部分ではないって知っていましたか?
では、どこの部分を食べているのでしょうか?
玉ねぎのふしぎなカタチについて、ご紹介します。
1、玉ねぎは葉の部分を食べている?
私たちが食べている玉ねぎは、正確には「りん葉(よう)」と言っ
「りん葉」は、次の年にまた芽を出すための栄養を貯めておく、貯
では、根菜ってなんだろう?
根菜とは、野菜の中で、土に埋まっている部分を食べるもののことで、植物学的な「根っこの部分」とは、実は関係がないのです。
根菜の中には、根を食べるもの、茎を食べるもの、葉を食べるものがあります。
2、玉ねぎの本当の根っこはどこ?
玉ねぎは、実はこんな形をしています。
普段、玉ねぎを買うときには、葉の緑の部分と、ひげのようなAの部分は切り取られていますね。実はこのAの部分が
ちなみにBの部分は、短縮茎(たんしゅくけい)と言って、玉ねぎの茎です。ずいぶんと短い茎ですね。
3.ニンニクも葉っぱって本当?
玉ねぎの仲間は、ニンニク、ラッキョウ、ネギなどがあります。実
ニンニクの球は「りん茎(けい)」と呼ばれていて、茎のまわりに「りん片(ぺん)」と呼ばれる粒が球状についています。ニンニクのまわりについている薄い皮も、「保護葉(ほごよう)」と呼ばれる、葉っぱが変形したものです。
まとめ
玉ねぎは、栄養を貯蔵している葉っぱなのでした。
「根菜」は、「土に埋まっている野菜」を指しているものなので、「根っこの野菜」という意味ではないのです。あくまで野菜をイメージしやすくした言い方なんですね。
野菜って、知れば知るほど不思議がいっぱい!
参考文献「そだててあそぼう タマネギの絵本」農文協