こんにちは、おはよう農園の恒川 京士(ツネカワ アツシ)です。
いきなりガツンと暑くなり、初夏を思わせるような暑さだった週初めだったのに、金曜日は冬の寒さに逆戻り・・・久しぶりに暖房に頼った朝でした。
さて、ようやく夏野菜の用の温床のづくりがスタートしました。
今年は果菜類のみ作付けの為、去年より1ヶ月半ほど遅いスタート。
踏み込み温床と言って、発酵熱を利用して苗を育てていきます。
材料は、枯れ松葉(1200L)・もみ殻(60L)・米ぬか(60L)になります。
これらを順番に積み上げていき攪拌します。機械で攪拌作業をしたいところですが、手作業になります。フォークと呼ばれる農具で、山になった材料を広げながら何十回とひっくり返して、かき混ぜてを繰り返します。
次に、これらにたくさんの水をしみこませて、再びかき混ぜます。
最後に、山積みしてブルーシートをかけて、発酵するまで数日間待ちます。けっこう重労働です(笑)
これを2セット作って、出来上がったら温床枠の中に入れて、足でしっかり踏み込み、熱が持続するようにします。3~5月の間(約2.5か月間)使っていきます。
これは、役目を終えると、温床枠から取り出し、屋外に放置しておきます。数年間、置いておくと自然に分解して、土として生まれ変わり、育苗用土として活用できます。2年前のものが、ようやく使えそうな感じになってきたので(もう1年おいてもいいかもしれませんが)、今年は試しに使ってみようと思います。
左が2021年の床材、右が2020年の床材 になります。
一般的には、温熱マットや電熱線を使ってる農家多いですが、けっこう電気代がかかるんですよね(驚)
枯れ松葉&もみ殻は、焼却処分されるケースがほとんどですが、おはよう農園では、大切な資源として活用させて頂いてます。
今年の野菜のラインナップ(気候により変動する場合がございます)
1月~3月; サツマイモ&しょうが(終)、菊芋、菜の花
4月~6月; 菜の花、春菊、ズッキーニ、ニンニク
7月~9月; トマト、オクラ、ズッキーニ、ナス、ピーマン、ニンニク
※ひょっとしたら、枝豆、カボチャ、青じそ、空心菜も有り
10月~12月; サツマイモ、春菊、ニンニク