野菜たまご豆知識

卵の殻のお話

2021年3月8日

こんにちは、おはよう農園の恒川 京士(ツネカワ アツシ)です。

昨年10月10日にやってきたひよこたちは、すっかり大きくなりました。
今月10日には生後150日を迎え、成鶏の部類に入ります。いわゆる、"ニワトリ"という呼び名になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、先月18日に初卵が産まれました。
今回は、その卵についてのお話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

卵の表面には、クチクラ層という細菌など微生物の侵入を防いでくれる役目を担う層があります。
卵が産み落とされた直後は、母鶏の輸卵管から分泌された粘膜に覆われてます。
それが、時間の経過とともに乾いていき、クチクラ層になります。

10μm(マイクロメートル)=0.001mmという、目には見えない厚さです。

卵を収穫してから箱詰めまでの間に、従来は洗卵という作業工程があります。
これは、水や次亜塩素酸ナトリウムなどを使って卵の表面を洗うことで、ツルツル・ピカピカにします。
しかしながら、このクチクラ層も一緒に洗い落されてしまうのです。殻の表面は気孔になっており、卵は常に呼吸をしてます(生きています)。
この呼吸を通して、内部への細菌の侵入が懸念されます。

産んでくれた状態が鮮度としては一番なのですが、鶏の仕草によって汚れてしまう場合もあり
おはよう農園では、汚れた部分だけステンレスたわしで磨いて落とし、箱詰めしております。
こすった箇所は、クチクラ層が落ちてしまいますが、大部分は保護された状態になります。

一つ一つ、産みたての鮮度をできるだけ保ったまま、お客様のお手元にお届けしたいという想いから、このような方法で卵のケアをしております。

産卵が始まってから、2週間ちょっと経過し状態を確認してますが、ほとんどの鶏さんは産卵箱内で産んでくれるため、きれいな状態で収穫できております。日に1個有るか無いかぐらいですが、土間に転がっていることがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

来月上~中旬に、おはよう農園の平飼い卵、販売スタートを予定しております。

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