こんにちは、おはよう農園&関塚農場・研修生の恒川 京士(ツネカワ アツシ)です。
今日から10日間の予定でフランス人のWWOOF(ウーファ―)が来る予定でしたが、ドタキャンから始まった11月の関塚農場です。とは言っても今週の頭に連絡があったそうです。自分も、色んな国の人相手に仕事してきて、こうした連絡は日常茶飯事でしたので、特に驚くことはなかったのですが、久しぶりに英語使って会話できるなぁとワクワクしていたのもあって、少し残念な気持ちになりました。
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「平飼い養鶏って何?」と聞かれた昨日。実は就農予定先の我孫子市農政課や農業委員の方とお会いしてきて、「えっ、ご存じでないのか」と驚いた私。
先ず、養鶏というとこのご説明からですが、文字通りニワトリを飼うことです。
そして農業分野における畜産業に於いては、養鶏の目的は "鶏卵" と "鶏肉" の2パターンに分けられます。おはよう農園では鶏卵用としてニワトリを飼います。
ニワトリの住まいに当たる養鶏場では、"ゲージ飼い" と " 放し飼い & 平飼い" の2つの飼育方法があります。おはよう農園では平飼いで飼育します。
↑ゲージ飼いとはこんな感じです。ワイヤーのカゴに入れられて1羽当たり約400㎠しかスペースがありません。手のひらを広げて、親指と小指の距離が約20cmなので、そうするとイメージつきますかね!?非常に狭い空間の中で密飼いしているので、悪臭や病気のリスクが高まります。世の中の鶏卵の90%は、こうした環境で育ってしまったニワトリさんが産んでおります。
↑ こちらが平飼い(関塚農場のニワトリたちです)。地面にニワトリを放して飼う方法で自由に動き回ることができます。平飼いにされたニワトリたちは、本来の習性基づいた行動を取ることができます。
↑例えばタマゴを産みたくなったら自ら産卵箱に入って産みます。安心できる場が必要なのです。まさに母の姿ですね。まれに地面で産んでる子たちもいますが・・・。
その他にも、足で地面をかき回したり、くちばしで地面をつついたり、日向ぼっこしたり、砂浴び(※)したり、自由奔放に過ごしております。土の上にもみ殻を敷いており、その上を自由に動き回るので、糞尿で地面が濡れても乾きやすく、腐敗菌が活性化しないので、悪臭はほとんどしないのです。悪臭がしないのでハエなどの害虫も寄ってきません。
↑※砂浴び; 地面に身体をこすりつけて、皮膚や羽毛についた汚れや寄生虫を落とします。
スマホに入った画像や動画を使って先方様に説明してまいりました。狭いスペースルームでの打ち合わせだったせいか風邪菌を拾ってしまったよう((+_+)) ニワトリも人も密室だと健康を害するのだと実感しました。
健康で元気に育ったニワトリのタマゴをお届けできるよう研修も就農準備も進めてまいります。我孫子市を含め、千葉県北西部の東葛地区で平飼い養鶏をやってる農家さんは、恐らくいらっしゃらないので、この地区で平飼い養鶏の代表みたいな農家になるのが、目標の一つです!!!
明日も、「おはよう」と元気に朝を迎えることができますように!!!!