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日本がダントツワースト1位!フード・マイレージとは?

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フード・マイレージとは、食べ物の量×運ばれて来た距離のこと。
私たちが普段食べている食べ物が、どれだけ遠いところから運ばれてきたのか、環境への負荷を考えるための指標です。
 
フード・マイレージって何?
フード・マイレージはどうやって計算するの?
日本のフード・マイレージはどのくらい?
 
などの疑問にお答えします!

1. フード・マイレージって何だろう?

たま子
フード・マイレージって聞いたことある?
ベジ太
お店でごはんを食べると貯められるマイルのこと!?
それなら、僕、たくさん貯められそうだなー。
たま子
違う違う!私たちが普段食べている食べ物が、どれだけ遠いところから運ばれて来たのかを表す指標のことよ。食べ物の輸送で排出されるCO2を確認する目安にもなるの。
ベジ太
なーんだ。マイルを貯めるといいことがあるのかと思った。
たま子
残念ながらフード・マイレージが大きいほど、食べ物を運ぶときの環境負荷が大きいってことで、あまりいいこととは言いにくいわね。
フード・マイレージは、イギリスの「なるべく近くで取れたものを食べることで、輸送に伴う環境負荷をなくそう」という、フード・マイルズ運動がもとになっている指標です。 地産地消とも似ている考えですね。

2. フード・マイレージの計算方法は?

フード・マイレージの計算は、とてもシンプルです。

フード・マイレージの計算方法

フードマイレージ(t.Km)=
食べ物の重さ(t)×距離(km)

たま子
フードマイレージにCO2排出係数(1tの貨物を1km運ぶのに排出するCO2の量のこと)をかけ算すると、輸送に想定されるCO2の量も計算できるのよ!

CO2排出係数

トラック:180 g-CO2/t ・ km
鉄道:22 g-CO2/t ・ km
内航船舶(*1):40 g-CO2/t ・ km
外航船舶/バルカー船(*2):10g-CO2/t ・ km
外航船舶/コンテナ船:21g-CO2/t ・ km
航空:1461g-CO2/t ・ km
(*1)内航船舶とは、日本国内の輸送に使われる船のこと
(*2)バルカー船とは、穀物を運ぶのに使われる船のこと

国産小麦と輸入小麦のCO2排出量をくらべてみると…

1トンの小麦を、北海道とアメリカから東京まで輸送する場合を考えてみよう。

アメリカから輸送した場合(外航船舶/バルカー船と想定)
1t×18585km×10g-CO2/t・km=185850g

北海道から輸送した場合(内航船舶と想定)
1t×831km×40g-CO2/t・km=33240g

たま子
アメリカから輸送すると、5.5倍のCO2が排出されることがわかるわね

3.日本のフードマイレージはどのくらい?

2016年における日本のフード・マイレージは、約8400億t・kmでした。
2001年時点のデータとの比較になりますが、韓国、アメリカの約2.7倍、イギリス、ドイツの約4.7倍、フランスの約8倍と際立って大きくなっています。
 
日本のフード・マイレージは、2010年には、8669億t・km、2016年には8413億t・kmと、2001年時点よりわずかながら縮小しています。
ただ、2016年の食料輸入時の平均輸送距離は、2001年時点より、12.7%増加しています。輸入量は減少したものの、より遠くから輸入するようになったということがわかります。

日本のフード・マイレージが大きい理由とは?

 
日本のフード・マイレージがとびぬけて大きい理由は2つあります。
  • 食料の輸入量が多い
  • 食料の輸送距離が多い
下の表は、日本と他の国の食料輸入量、平均輸送距離を比較したものです。

各国のフード・マイレージの内容(2001年)
  日本 韓国 アメリカ イギリス フランス ドイツ
食料輸入量(万t) 5850 2480 4600 4270 2900 4530
平均輸送距離(km) 15400 12800 6400 4400 3600 3800
ベジ太
日本は、アメリカやヨーロッパの国に比べて輸送距離がそもそも5倍以上あるんだね。
日本の食料輸入は、他の国々にくらべ、はるかに遠くから輸送されているというのが特徴なのです。

日本が食料を輸入するのに排出されるCO2の量はどのくらい?

日本は世界第2位の農産物純輸入国です。食料の輸入に伴うCO2排出量は、年間1,690万tと試算されています。
これは、日本国内における食料品全体(輸入食料品含む)の輸送に伴うCO2排出量900万t(試算)の1.87倍となります。

一人あたりにすると、食料の輸入だけで、年間約130kgものCO2を排出していることになります。これは、夏の間の冷房時間を1時間短縮して減らせるCO2の19年分だというから驚きです。

まとめ

日本は、フード・マイレージが際立って大きい国です。しかも、平均輸送距離が大きいことから、CO2の排出量も他国に比べて大きいと言えます。

フード・マイレージを少しでも小さくするには、近い国からの輸入に変えたり、国内での生産を増やすことが大切です。なるべく自分たちが住んでいる近くでとれたものを食べるなど、工夫をしてみませんか?

たま子
今日から、あなたもフード・マイレージを意識して生活してみない!?
参考文献
「調べてみよう!食品の流通」草土文化
「地産地消と自給率って何だろう?」少年写真新聞社
「コンビニ弁当16万キロの旅」太郎次郎社エディタス
参考ウェブサイト
フード・マイレージ資料室

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